用語：ギャンビット(Gambit)
Gambit
元々はチェス用語で、後に優位に立つための多少を犠牲を伴う先手の策のことである。
マジックにおいては「トリックを行うための準備をいかにしてするかの策」のこと。
セットアップに近い用語であるが、「セットアップ」をいかに行うか？である。
ゆき
理解しにくいとは思うが、ここ大事なところ
あるコインマジックを行うためのセットアップが「3枚のコインを3種の位置にパームしておく」であるとすれば、「3枚のコインを3種の位置にパームする方法」がギャンビットである。
上記の場合であれば、「3種の位置へ同時にコインをロードするホルダーを使う」や「3枚のコインを3種の位置へパームするバニッシュの手順を行う」がギャンビットになる。
カードマジックであれば「観客の言った数値のカードがどこにあるか確認するふりでカルして集める」などが最も単純なギャンビットである。
書籍『バーノン・タッチ』において、バーノンがカーディーニに技法を見せるといつも言われた
「素晴らしいが、どう準備して始めるんだい？」
という言葉は、ギャンビットの重要さを表すエピソードである。
正直あまり使われている用語ではないが、「～を演じるための手順」やら「～に繋げるバイプレイ」等と、ギャンビットを意味する言葉自体は割と登場するので記しておきたかった。
ゆき
上手く説明出来た感がないけど、大事な概念なんや・・・