プロット:Benson Bowl(ベンソン・ボウル)
Benson Bowl(ベンソン・ボウル)とは?
Roy Benson(ロイ・ベンソン)によって考案されたトリックで、カップ&ボールのバリエーション。
3つのスポンジボールと1つのボウル(鉢や椀)と魔法の杖を使うのが一般的。
手に握ったスポンジが消え、テーブルに伏せたボウルの中へ移動する。
クライマックスでは大きなスポンジや、大きな別の物体がボウルの中から現れる。
1948年、『The Phoenix、No.156』誌上でRoy Bensonの「The Benson Bowl」が掲載されたことがこの呼名の由来。
ペルシャ人のマジシャン Rezvani(レズヴァニ)の演じてた「The Cushions of the Princess」というトリックにインスパイアされたものだと推測されている。
Rezvaniのトリックはその後に「The Tomato Trick」と呼ばれるようになる。
「The Tomato Trick」という呼名はトリックで使っていたpincushion(裁縫で使われる針刺し)がトマトのように見えたからだそうな。
Roy Bensonはpincushionから素材をスポンジに変更し、手順をスポンジの特性に合わせ調整した手順を発表、結果普及した。
- 1940年 Rezvaniが「The Tomato Trick」という作品を『Journal de la Prestidigitation』で発表。
- 1948年 Roy Bensonが「The Benson Bowl」を『The Phoenix、No.156』誌上で発表。
関連作品
- 「Benson Burner」by Tom Stone
- 「Benson hat」by Vitor Noir
- 「Don Alan Bowl Routine」by Don Alan
- 「The Benson Bowl」by Roy Benson