ポテトチップスが生まれた意外な理由【VOICEROID動画】
Origin of potato chips
ポテトチップスというお菓子が誕生したのが意外と年代的に新しく、意外な理由だったことを知ったので歴史周りを含め、色々調べて解説動画にしてみました。きっと豆知識やウンチクとして披露出来ますよ。
ニコニコ動画にも投稿しているのでそちらでも視聴出来ます→ニコ動の動画ページ
ゆき
ポテトチップス誕生のきっかけは「腹いせ」
料理が誕生する理由には様々あると思いますが、ポテトチップスが生まれるきっかけになったのはシェフの「腹いせ」だったとは思いませんでした。
1853年のアメリカ・ニューヨーク州のサラトガ・スプリングズという都市になる高級リゾートにあるレストラン「ムーンレイクロッジ」での出来事。
コックであるジョージ・スペックが居ました。
彼は創意工夫を凝らした料理をすることで人気を集め、その得意料理から「クラム」と呼ばれていました。
ゆき
1853年の8月24日、レストランでちょっとした事件が起こりました。
客が「注文したフレンチフライが厚すぎて好みに合わない」とクレームをつけてきたのです。
クラムさんはフレンチフライを薄く切って作り直すも、それでも客は気に入らなかったようです。
客層が富豪ということもあって、文句も言えずに渋々ながら作っていたのでしょうか。
でもさすがにイライラはしていたのでしょう。
クラムさんは、限界までじゃがいもを薄切りにし、フォークでは刺せないレベルになるまでパリパリのカリカリに油で揚げてやったのです。
ポテトチップスが誕生した瞬間です
話は脱線しますけど、フライドポテトやフレンチポテトやポテトチップスのようなじゃがいもを揚げた料理って、国によって呼び方が入れ替わったりしているようで面倒なのですね。知りませんでした(｀・ω・´)
このサイトとかに書いてありました
→❝フレンチフライとフライドポテトの違いは？レシピも❞ Delish Kitchen
と、腹いせで作ってやったポテトチップスでしたが、クレーム客にはまさかの大好評。
それを見ていた周りのお客も、こぞって同じものを注文し始めました。
ゆき
そして、ポテトチップスはレストランの看板メニューになり(このときは「サラトガ・チップス」という名前で売り出した)、それだけには留まらず、近所の名物になり、クラムさんは独立して自分のお店を持ったり、ニューイングランド地方全体に広まっていったりしました。
そして、1920年になると「スライサー」が発明され、それまで手作業で薄くスライスしていた作業工程に革命が起こりました。絶対面倒くさかったですよね、作るの。
すると、ポテトチップスはまたたく間に世界中へと広まっていったとのことです。
この話、カルビーの「堅揚げポテトチップス」のパッケージ裏にも書いてあったことがあるそうなので、もしかしたらそれで読んだことある人もいるかも知れません。
蛇足：日本でのこととか
ちなみに、日本ではじめてポテトチップスの生産を始めたのは1962年のコイケヤで、味は「のり塩」だったそうですよ
また、調べていてたまたま知ったのですが、ポテトチップスに関わる豆知識があって、ハンガリーではポテトチップスに税金がかかるそうです。
ゆき
税収の増加と国民の健康改善を目的として、塩分糖分の高い特定の食品に課税する税金が導入されたそうなのですが、その通称を「ポテチ税」というのだそうです。
ゆき
あとおまけで2017年にあった出来事で面白いのがあったのでそれを。
カルビーから出ているポテトチップス「ピザポテト」が、2017年に原材料のじゃがいもが不足したのをきっかけに、しばらく生産を中止するというアナウスンスをしました。
その際、悪質な転売ヤー達によって買い占めが行われ、高額転売されたのです・・・。
がしかし、同年6月にピザポテト販売再開のアナウンスがされると、あっという間に誰も高額転売のピザポテトを買わなくなり、転売ヤーは消費期限という爆弾を抱えた大量の買い占めた在庫に苦しむことになったそうな。
販売休止などについては知っていましたが、その後の買い占め騒動に関することは、こちらの動画で知りました。
ゆき
あ、せっかくなのでピザポテト貼っておきますね。
というわけでポテトチップスのお話色々でした。
ゆき
