プロット:Collins Aces(コリンズ・エース)
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Collins Acesとは?
Stanley Collins(スタンレー・コリンズ)(1881 – 1966)によって生み出されたカード・マジック。
現象
エース・アセンブリとポーカー・ディールの組み合わせであり、4枚のエースのテーブル上へ離して置き、それぞれのエースの上に無関係なカードを3枚ずつ重ねてパケットを作り、それぞれのパケットからエースが消失します。
その後、カードを集めて配り直し4枚の山を作り、観客に1つパケットを選択してもらうとそこへすべてエースが集合している。
というプロット。
マジックショップ・フレンチドロップのサイトにあるマジック研究家・石田隆信氏のコラム内に、アーサー・バックレーの手順が「スタンリー・コリンズの4枚のエース」として翻訳され、書籍『カードマジック事典』にも掲載されたことを報告している。
この「コリンズの4A」はエースをパケットから消失させず、集めて配り直したパケットとの「交換」現象になっている。
興味のある人はちょっと調べてみると、その狙いの差などを感じれて面白いのではないだろうか
- 1914年 マガジン・オブ・マジック誌10月号に掲載されたStanley Collinsの作品の中で、Collins Acesの特徴とも言えるあのエースバニッシュの手法が公開される。
- 1945年 書籍『My best』(著:James G. Thompson Jr.)において、Stanley Collinsの「The Alpha Four Ace Trick」が掲載される。
- 1955年 書籍『Cy Endfield’s Entertaining Card Magic ? Part II』(著:Lewis Ganson)において、Cy Endfieldの「Aces for Connoisseurs」が掲載される。
- 1961年 書籍『Professional Card Magic』(著:Cliff Green)で、消失部分の手法が異なる手順「The Evaporating Aces」が発表される。
参考
- MAGICPEDIA
- Conjuring Archive
- フレンチドロップ コラム第19回 フォーエース・アセンブリー
- 書籍『ラリー・ジェニングス カードマジック』収録
関連作品
- 「マイ・コリンズ・エース」 by カズ・カタヤマ(書籍『クロースアップ・マジックコレクション』収録)
- 「The jennings/Collins Aces」by Larry Jennings(書籍『ラリー・ジェニングス カードマジック』収録、原題『Jennnigs ’67』)