所感:「SKULLDUGGERY by 永田穣」

2020-06-20

SKULLDUGGERY – 永田穣とは?

現在は解散したマジック集団「A study In Secrets」通称「ASIS」の永田穣氏が発表した、カードマジック用の小道具。

所感

  • オンライン動画による解説だが現在は見れない

現象は、
観客にカードを1枚覚えてもらった後、謎の「レントゲンカード」を取り出す。
覚えてもらったカードを強くイメージしてもらうと、「レントゲンカード」にそのカードが徐々に現れる。
というもの。

カードは半透明のプラスチック製。普通のトランプに比べれば耐久性はおそらく高い。

レントゲンカードを一切観客の視界から隠すこと無く、徐々に覚えたカードの情報が現れるのは非常に観客にウケると思う。
解説どおりのやり方だけだと、状況(照明条件)次第では演じれないので工夫が必要。

基本的には観客にレントゲンカードを持ってもらって演じる。
そのため、カードが表示された後調べてもらうことも可能。ただ長時間調べさせるのは危険なので程々が良い。

演じ方次第では化けるトリックだと思う。

最後に

解説動画は30分ほどだが、半分近くの時間を使いクロスカットフォースを解説。
予め何を話すか決めていないのか、かなりグダグダで、あまり知られていないコツなどの話でもあれば良かったのだが、入門書にも書いてあるような内容だけである。

どんな客層を対象に商品を売ろうとしていたのか気になるところである。

トリックに使われている原理は、他のことに応用出来そうな気がしないでもないのだが、同原理を使用したトリックを見たことはない。

悪くないトリックだと思うし、人によってはペットトリックにもなりそうだが、オンライン解説動画が消失していることを考えると、ショップでは扱いにくいだろうし、入手が困難なのがネックでしょう。

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