プロット:Four Burglars(フォー・バーグラーズ)
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Four Burglarsとは?
カードマジックの古典的なプロットのひとつ。
4枚のジャック(ジャックであることが多い)を、デックのバラバラの位置(パケットに分けて行うことも)へ入れるが、デックのトップにジャックが4枚とも集まってくる、という現象。
4人の強盗が手分けして盗みを働き、落合って逃走する。というストーリーがついたマジックである。
起源はかなり古く、1591年にロンドンで発行された『A notable discovery of coosnage』(Robert Greene著)の中に「The Four Robbers」というタイトルで載っているようだ。
現象だけで言ってしまえば、複数枚で行う「アンビシャス・カード」となるのであるが、ぶっちゃけ明確な線引きはされておらず、発表者の匙加減次第のようである。
また、「The Burglars」というタイトルでOrville Wayne Meyerが手順を発表しているが、こちらは「コレクター」現象の前身的作品であり、サンドイッチカードの手順である。
このケースと同じような似た名称のトリックは他にもあり、大分紛らわしい。
微妙に呼び名が普及していないのはこのあたりにも原因があるのかもしれない。
- 1591年 「The Four Robbers」が書籍『A notable discovery of coosnage』(Robert Greene著)に掲載。
- 1876年 「To place the Four Kings in different parts of the Pack, and to bring them together by a Simple Cut」(考案者不明)が書籍『Modern Magic』(Professor Hoffmann著)に掲載。
- 1926年 「The Burglars」が書籍『200 Tricks You Can Do』(Howard Thurston著)に掲載。
関連作品
- 「Rising Crime」by Daryl Martinez