備忘録:堀木智也 ワークショップに行ってきた

2021-06-05

2020年2月15日熊本

「ふー」こと堀木智也氏のワークショップに参加してきたので備忘録

当日は昼の部と夜の部の2回実施され、昼の部はBasicコース。夜の部はHardコースということであった。
ちなみに参加したのは夜の部Hardコースである。
予め言っておくが、わたしはコインマジックがほぼ出来ない初心者みたいなレベルだ。

なんでHardに参加した?と言われるとグウの音も出ないが、まぁ朝早く起きたくなかったのと、事前に「初心者がHard受けても大丈夫ですか?」と聞いたら「大丈夫です」と言われたのを鵜呑みにしたからである。

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ゆき

今後、堀木氏のワークショップを受ける人の参考になればと

ちなみに事前に告知されていた内容は以下の通りであった。

■Auto Vanish
■Finger Palm Position Pass
■New French Pop
■Another CCC Routine
■Coins to Pocket

そしてワークショップ開始。

Auto Vanish

1枚のコインをビジュアルに消失させる技法。
氏のDVD『SPROUT』に収録されているもの。

ガチの初心者が受けた場合でも、基礎的なあるパームを一つだけ知っていればなんとかなるレベルで事細かに教えてくれ、ワークショップの時間内でも「あぁ、オートっすね」といえるレベルくらいにはなる。

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ゆき

オートっすね

DVDで実演を観ただけでは気づかないようなコツが満載であり、コインを落としてしまう・消えたように見えない、っていう問題を抱えてる人は必聴

New French Pop

氏の書籍『Progless Principle』で発表されたワンハンドバニッシュ。

ちょっとしたコツを言われて試すと「おおぉ、本当だ」となったわけだが、「もしかして本にも書いてあったっけ?」と帰宅後本を確認してみたら書いてなかった

上手い人はなんとなくで気づくんだろうけど、凡人はきっと気づかないやつだこれ。

そしておまけでジェリー・アンドラスのフレンチドロップも教えてもらう。
ここも細かい。先人達がなんでそうしたのか、各人の狙いとかそんな話も。

このときフレンチドロップのポジションも修正してもらったのだが、これ、適当にやってちゃ駄目なやつやん・・・と感じつつ、Basicコースも奮発して受けるべきであったと後悔しはじめる。

初心者が受けた場合、持ち方からガッツリ教われば良いと言うか、知らない方がちゃんとしたやり方覚えれるからいいんじゃないかな。

Finger Palm Position Pass

フィンガーパームの位置から1枚から複数枚までパス出来る技法。

DVD『SPROUT』に収録されている技法。

難しいのは左手だけじゃねぇ、右手の方もだ。

以前直接聞いた際には、シュッとするだけです!みたいなことを言われた気がするが、打って変わって細かなコツや注意すべき点を教わる。

あと技法を行った「後」の話とかここじゃないと聞けない気がする。

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ゆき

初心者が受けてその日の内にどこまで出来るかと言われると、こいつぁ難しいと思いますぜ

Coins to Pocket

書籍『Progless Principle』で発表された手順のコイン3枚バージョン。

主に手順内で用いられるふじいあきら氏の技法「スクィーズショット」の解説。
細かく言うと実はふじい氏のものと異なる

ワークショップでは手順の解説は軽く流す程度で、スクィーズショット周りの動きをメインにした解説であった。

ちっくしょう、そんな使い方するのかよ!みたいに思うこと請け合いで、実演見たらやりたくなるでしょう。

何も知らない初心者が受けた場合、手順自体を覚えて帰るのは難しいと思う。

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ゆき

スクィーズショットは、ワークショップ時間内に飛ぶとこまでは行く。くらいになるかな?といったところ

CCC

DVD『SPROUT』に収録されていた「another CCC」ではない新バージョンの解説。

観客の手の上へ貫通したコインを落とすといった見せ方も出来る1枚目、マニア殺しの2枚目、3枚目は割愛。

ここでも今まで見たことがないサトルティが駆使されていた。
「another CCC」を通過してきた者からすれば難易度は低め。

CCCに関しては、参加者がCCCを最初からどの程度知ってるかによって内容を変えてそうであった。

CCCの現象は見た目は短いが、実際練習するとなると以外に覚えるのは難しいため、何も知らない状態で参加すると覚えて帰るのは難しいと思う。

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ゆき

何も知らない初心者が参加する際は、最低でも手順を何回か見てくるのが良いかと

とはいえ実際のところ「手順を覚えてから参加して、悪いとこを直してもらえば良かった」とちょっともったいない気持ちになるので、ここが初心者が参加する際に注意しておきたい箇所かもしれない。

その他

残り時間があれば質問できる。
1日複数回開催される場合、最終の回は会場が使えなくなるまで延長戦出来たりするケースが有るため、最終回を狙うのが得だと思っていなくもない。

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ゆき

わたしは初心者なので「ロールダウンが出来ない」や「バックサムからのプロダクション」とか聞いてました

今回は出来ないやつ・苦手なやつを聞きましたが、自分の得意な技法をあえて聞いて、色々聞いてみるのが一番有効かもしれません。
今まで気づかなかったことに気づくきっかけになると思います。

何を聞くにしろ、予めざっくりとでも聞きたいことを決めておくのが良いと思います。

最後に

自称・完全初心者レベルの人がHardコースに参加したとしても、そこまで問題はないと感じた(多分、堀木氏がしんどくなるだけだ)。
仮に何も出来なかったとしても、ワークショップで教わる内容を土台に出来れば間違いなく上達への早道になると思う。
翌日に行われたコンベンションで、野島信幸氏が「上手くなるコツとかはありますか?」と質問された際に「隣に堀木を置いとけばいいよ」と答えてました(違うニュアンスも含めての発言でしたけど)が、ワークショップを受けたことのある人は多分ウンウンと頷くのではないでしょうか。そんな感じです。

DVD『SPROUT』を観てやってみたいんだけど全然出来なかった・・・っていう人が一番得るものが多いのではないだろうか。多分出来るようになる。ならなくても糸口は掴める。

ただ、Hardコースに参加して一番強く思ったのが「Basicにも参加すればよかった」であった。
コイン熟練者であっても、Basicコースから参加するのが良いと思う。

SNSで絶賛される理由がよくわかる、そんなワークショップでした。

あ、ワークショップに参加できない人でも、ファンティアのプランによっては個人レッスンを受けられるので、ワークショップをもっと受けたい・受けてみたいけど住んでる場所が遠い・・・という人は視野に入れとくと良いのではないかと思います。

2021年5月に、堀木氏ともっさんによるオンラインワークショップ「スパルタコイン塾」に参加しましたので、興味のある人はそちらの記事もどうぞ。

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