所感:「週刊マジオン2017年3月号 – 野島伸幸」

2020-06-20

週刊マジオン2017年3月号とは?

マジッククリエイター野島伸幸氏による、新作・未発表マジック配信コンテンツ「週刊マジオン」、2017年3月号である。
カードマジック3種、コインマジック1種のラインナップ。

週刊マジオンまとめ記事

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所感

スウィング・チェンジ(2017年3月5日配信)

左手に2枚のカードを持ち、振ると1枚ずつ別のカードに変わる。

ガイ・ホリングワース氏の技法「GWRオプティカル・アライメント」の動きから派生出来る技法。
オプティカル・アライメントをよく使うのであれば、習得しておくと色々応用出来る。

飛銭-Flying Money-(2017年3月12日配信)

観客の選んだ小銭(日本円)が、財布から飛び出してくる。

財布のデザインに制約があるが、ギミック不要。

このトリックで使われるタイプの財布は、100円ショップでよく見かけるもの。
ひっそり無くなるかもしれないので、売っていたらささーっと確保しておいた方がいいかも知れない。

イン・ザ・ドリーム(2017年3月19日配信)

5枚のカードを取り出し、観客にどれか選んでもらうと予言されている。

夢の中で思いつき、ブラッシュアップした結果出来たためこんなタイトルに。
レギュラー・デック一組だけで出来る。

観客の選択によっては、あまりやりたくない操作(作者談)になるため、その工夫を考えるのも楽しいかも知れない(私は思い付かない)。

チャレンジレンジX(2017年3月26日配信)

無茶な状態でカードを当てる。

マジシャンが観ても追えない、所謂インポッシブル・ロケーション。
観客がカードの扱いに慣れていないと失敗する可能性があることからマジシャン向け。

この手順は一枚選んでもらったカードを当てるが、三枚選んでもらってすべて当てるバージョンも存在し、2014年5月のmMLボーナストリックに「トリプル・チャレンジレンジ」というタイトルで掲載されている。
観客の混ぜ方が少しでも悪いと失敗するため、収録は控えたそうな(セルフレビュー集より)。

最後に

ガイ・ホリングワース教の人間なのでスィング・チェンジおすすめです。

ロンドン・コレクションに収録されている「Waving the Aces」の解説でガイ氏は「本当は端にあるカードはひっくり返せないんだけどね」ということを言ってましたが、スィング・チェンジだと端のカード変化させれますからね、色々考えれると思いますよ。

ベストセレクションにも収録されてたと思うので、どれを見て覚えるかは考えて選んでくれ。

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