所感:「The Monster of the Secret Art」by もっさん ②
前回からの続き。やっべ、だいぶ時間開いてる(汗)
COINS ACROSS
Three Fly
DVD『MONSTER』にも収録されている作品。
『MAJION LIVE LECTURE』でもこの作品について触れられているが、こちらはコツやタイミングといったDVDで語られなかった内容がメインになっていた。
やり方・コツなんかがすべてまとまってるのは本書だけになりますね。
映像なかったら数年後に、解説を読んだ人が混乱するような作品だと思うんだ。
解説を映像で見せたい作品かもしれない。
Three Coins Across
ノーエキストラのコインアクロス。
テンポとリズムが良く、細部のサトルティも効いてる。
使用される技法「Fingertip Click Pass」は堀木智也氏の「FPPP」でも代用できるぞ。
Invisible Traveler
カードマジックのオープントラベラーをコインで行う感じ。ちょろっと特殊な道具を使用する。
さらにいうのなら、ジョン・ガスタフェロー氏のカードマジック手順「SOLO」を彷彿とさせるクライマックスが付与されています。
詳しく書いてしまうとなんか楽しみを壊してしまう気がするので、ちょっと伏せとく。
本書に記載されてる動画リンクに演技動画があるのでそれを最初に見るのが良いかもしれませんねー。
SPELLBOUND
One Hand Change
現在その映像は見ることが出来ないが、MAJION LIVE LECTUREで「TEN(鼬)」解説時に一緒に解説されている。
映像が観たい人はそれらを参考にすると良いと思う。
この手の技法があまり知らないのだが、何度も繰り返すことが出来て便利です。
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所感:「MAJION LIVE Lecture -もっさん.-」へのリンク
Transposition
上記「One Hand Change」を用いた普通のトランスポジションと、キックバックバージョンの2種類が解説。
One Hand Changeの習作に。
あとクレジットに色々書いてあるので、歴史的なことが好きな人は是非その辺りにも目を通してみると良さげ。
Monster Spellbound
旧バージョン・新バージョンの2種類が解説。
単独で販売されているのは旧バージョンの方。
懇切丁寧にギミック方法が解説されているが、非常に面倒くさい。必要な素材も割と入手しづらい。
実演観たら絶対やりたくなると思うよ・・・。
TEN(鼬)
いわゆるワイルドコイン。
テーブルなしの状態でも演じることが出来、なんならポケットなども使わない。
ちょっと野暮ったい印象のある「ワイルドコイン」という現象を、コンパクトとインパクトを両立させて達成した、みたいな作品。
Three Chip Monte
PVの中でちょろっと映っているのそれを参照のこと。
テンポよく目まぐるしい変化が起きる。こんなん不思議に決まってるじゃん。
ちなみに全5段の変化で、最終段は2種類存在する。
しかしこの作品も、用具の準備が中々に困難である。
もう1回続きます。