手品のプロットってなんのことですか?どんなのがあるんですか?
手品をやっている人達と会話をしていると、「プロット」という言葉がよく出てきます。
さて、どういう意味で使っているのでしょうか?
「plot」という単語は、「(小説等の話の)筋」「構成」「陰謀」「小さい土地」といった意味合いの言葉ですが、マジックにおいては「筋」「構成」の意味合いで用いられます。
マジック界でいう「プロット」とは「マジックの大筋のこと」という理解で良いでしょう。
(英語圏では「plots」や「themes」と呼称しているのを見かけます)
カードマジックでいうと「デックの中程に入れたカードが、上から出てくる」や「裏向きと表向きでこちゃこちゃにカードを混ぜたのにカードの向きが揃う」なんていうのがプロットということになります。
そして、マジシャンに広く認知されたプロットは個別に名称が付いたりします。
「デックの中程に入れたカードが、上から出てくる」というプロットはAmbitious Card(アンビシャス・カード)、「裏向きと表向きでこちゃこちゃにカードを混ぜたのにカードの向きが揃う」というプロットはTriumph(トライアンフ)と呼ばれています。
この名称の付け方には決まりや定義等はなく、見た目からの呼び名であったり、考案者の名前であったり、有名になった代表的なトリックの作品名であったりと、由来は様々。
コインマジックの「リバース・マトリックス」と「バックファイア・アセンブリ」などのように、同じプロットに別の呼び名が付いていることもあったりします。
どちらも「四隅に置いたコインが1箇所に集まっていくが、4枚が集合すると思った瞬間に4枚が最初の位置に戻る」というプロットを指す言葉ですが、人や作品によって呼び方が異なってます。
どっちがあってるの?と思う人もいるかも知れませんが、ぶっちゃけどっちもあってると言えるし、どっちもあってないとも言えます。
どんなプロットがあるかを知ることは、マジックをするにおいて必須なことではありませんが、知ることでどんなマジックがあるのかを知る手掛かりになるし、同じ趣味の人達と話すときに便利になります。
「面白そうな話ししてるけど、用語分からない」と分からないままにしておくのもったいないと思うんです。
どうやってプロットを知るか?
・・・・・・・・・。
そうだね、知る方法あんまりないね。
ちょっとこのリンク先のページにもまとめていくので、興味があったら見てください。
間違ってるのとか、リクエストとかあったら教えて下さい(お問合せからどうぞ)。