所感:「The Visible Deck by Shane Cobalt」
The Visible Deck by Shane Cobaltってどんなの?
カナダのマジシャン・Shane Cobalt(シェーン・コバルト)氏のギミック付きレクチャー・ノート。
載っているトリックは1つだけ。
元々の出発点は「広く知られ過ぎたインビジブル・デックをトリック・デックを使わずに演じる」であったが、結果として出来た「The Visible Deck」はリバース現象・予言現象が起こる二段階のトリックになっている。
技術的には「インビジブル・デック」と大して変わらないレベルの「ほぼセルフワーキング」と言って差し支えないレベルになっており、続けて他のトリックを演じるのも容易になっている。
大きな欠点があるとすれば、本人からの直接購入しか出来ない点
もっと内容を細かく
現象
二段構成のカードマジック。
紙に予言を書いて置いておく。
その後デックの中から1枚覚えてもらい、デックを広げると覚えたカードだけがひっくり返っている。
ひっくり返っているカード戻し、再度カードを覚えてもらい予言の紙を見ると一致している。
紙に予言を書いて置いておく。
その後デックの中から1枚覚えてもらい、デックを広げると覚えたカードだけがひっくり返っている。
ひっくり返っているカード戻し、再度カードを覚えてもらい予言の紙を見ると一致している。
元のコンセプトこそ「インビジブル・デック」ではあるが、印象はかなり異なると思う。
はじめて観たとき、インビジブル・デックが出発点になっているトリックだとは思いませんでした
インビジブル・デックと比較するならば
メリット
・使用するデックはほぼレギュラーデックであるので扱いが容易である
・裏表ともにフェアに見せることが出来る
デメリット
・カードの選び方がフェアではない
・使用するデックはほぼレギュラーデックであるので扱いが容易である
・裏表ともにフェアに見せることが出来る
デメリット
・カードの選び方がフェアではない
このあたりだと思う。
正直インビジブルデックとカード選択のフェアさを比べたらあかん
トリック単体での特徴的な点は
まず一点目、一段目の「カードを覚える」→「広げるとひっくり返っている」までに一切の無駄がないことをまず挙げたい。
一番分かりやすい表現をすると、DFですか?ってレベルである。
そして二点目、現象後即座にひっくり返ったカードをフェアに元に戻すことが出来るところである。
シェーン氏曰く、「マニアはここが一番驚いてくれる」。
めっちゃフェアでした。断言する
特筆するところはこの辺だと思う。
二段目の現象でも色々いうべきことがあるのだが、あんまり言うとタネに繋がるので語りにくいのだが、一段目で使っていたギミックが、まったく別の機能を果たすのが面白い。
あと、予言のカードは毎回変更することが出来る。
全体的に綺麗に纏まったトリックである。
個人的にはギミックをさらに上手く利用して、何かトリックやルーティンを考えたくなる良い餌だと思います