所感:「The Visible Deck by Shane Cobalt」

2021-02-07

The Visible Deck by Shane Cobaltってどんなの?

カナダのマジシャン・Shane Cobalt(シェーン・コバルト)氏のギミック付きレクチャー・ノート。

載っているトリックは1つだけ。

元々の出発点は「広く知られ過ぎたインビジブル・デックをトリック・デックを使わずに演じるであったが、結果として出来た「The Visible Deck」はリバース現象・予言現象が起こる二段階のトリックになっている。

技術的には「インビジブル・デック」と大して変わらないレベルの「ほぼセルフワーキング」と言って差し支えないレベルになっており、続けて他のトリックを演じるのも容易になっている。

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ゆき
大きな欠点があるとすれば、本人からの直接購入しか出来ない点

もっと内容を細かく

現象 二段構成のカードマジック。

紙に予言を書いて置いておく。
その後デックの中から1枚覚えてもらい、デックを広げると覚えたカードだけがひっくり返っている。

ひっくり返っているカード戻し、再度カードを覚えてもらい予言の紙を見ると一致している。

元のコンセプトこそ「インビジブル・デック」ではあるが、印象はかなり異なると思う。

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ゆき
はじめて観たとき、インビジブル・デックが出発点になっているトリックだとは思いませんでした

インビジブル・デックと比較するならば

メリット
・使用するデックはほぼレギュラーデックであるので扱いが容易である
・裏表ともにフェアに見せることが出来る

デメリット
・カードの選び方がフェアではない

このあたりだと思う。

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ゆき
正直インビジブルデックとカード選択のフェアさを比べたらあかん

トリック単体での特徴的な点は

まず一点目、一段目の「カードを覚える」→「広げるとひっくり返っている」までに一切の無駄がないことをまず挙げたい。
一番分かりやすい表現をすると、DFですか?ってレベルである。

そして二点目、現象後即座にひっくり返ったカードをフェアに元に戻すことが出来るところである。
シェーン氏曰く、「マニアはここが一番驚いてくれる」。

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ゆき
めっちゃフェアでした。断言する

特筆するところはこの辺だと思う。

二段目の現象でも色々いうべきことがあるのだが、あんまり言うとタネに繋がるので語りにくいのだが、一段目で使っていたギミックが、まったく別の機能を果たすのが面白い。

あと、予言のカードは毎回変更することが出来る

全体的に綺麗に纏まったトリックである。

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ゆき
個人的にはギミックをさらに上手く利用して、何かトリックやルーティンを考えたくなる良い餌だと思います