プロット:Open Prediction(オープン・プレディクション)
Open Predictionとは
現象
演技のスタート時、予言のカードが何であるか観客へ堂々と提示します。
デックを一枚ずつ表向きにしながら配っていき、観客の好きなところでカードを一枚裏向きに置く。
残りのカードもすべて表向きで配るが、予言のカードは現れない。
途中一枚だけ裏向きで置いたカードを確認すると、最初に宣言した予言と一致している。
上記のような大筋のトリックを「Open Prediction(オープン・プレディクション)」と呼ぶ。
(「The Curry Unsolved Card Problem」というプロブレムとしても知られる)
「Open Prediction」の中でも、より厳しい条件を課した手順を「51 Faces North」と呼び、区別することがある。
- 1948年 Paul Curry(ポール・カリー)が考案、少数のマジック仲間に見せる。
- 1949年 マジック誌『THE PHOENIX NO.193(1949年12月号)』にGerald Kosky(ジェラルド・コスキー)の手順「Sure-Fire Card Prediction」が掲載される。
- 1953年 Edward Marloの著書『Cardician』(1953)でマーロー版「Open Prediction」が発表。
- 1955年 Stewart James(スチュワード・ジェームス)が『IBIDEM』で「51 Faces North」を発表(手法は未公開)。
- 2002年 Stewart Jamesの「51 Faces North」と思われる遺稿が『The Penumbra(創刊号)』誌上で公開される(実際の目撃情報や、スチュワート・ジェームス自身が課した制約を一部守っていない点等から、別物であると判断する声もある)。
関連資料
- 『THE OPEN PREDICTION PROJECT』 by THOMAS BAXTER(2010)
関連作品
- 「10th Open Prediction」by Dani DaOrtiz
- 「Open Prediction」by Edward Marlo