所感:「週刊マジオン2016年8月号 – 野島伸幸」

2020-06-19

週刊マジオン2016年8月号とは?

マジッククリエイター野島伸幸氏による、新作・未発表マジック配信コンテンツ「週刊マジオン」、その初回、2016年8月号である。
初回ということもあり、かなり気合の入ったラインナップになっている。

週刊マジオンまとめ記事

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所感

デンデデン・デリュージョン(創刊記念特別配信)

観客の選んだカードを、ヒントのカードを使って探し出す。

週刊マジオン創刊記念のボーナストリック。
ダンバリー・デリュージョンから、さらにちょっと捻ったサカートリック。
原案よりも、捻り方のおかげで逆に分かりやすい現象になっている。

難しくもなく、演じやすい。
2014年9月のmMLボーナストリックで「ナンバーカード・ミステリー」というタイトルで発表されていたのと同じもの。

ビッグスモールン(2016年8月8日配信)

破いたカードの破片が大きくなり、破れも大きくなる。

1枚カードを破くことになるが、見た目がユニーク。
テレビで演じたこともある、お気に入りのトリックなのだとか。

スリーピース・トランスポ(2016年8月14日配信)

2枚のカードを3分割し、計6枚の破片で行うトランスポジション。

カップ&ダイス(2016年8月21日配信)

紙コップ2つと、ダイスで行う手順。

「Nozzy’s Cups & Dices」として単売もされているトリック。
単売の方は新規に映像を撮り直しをしているものの、手順自体は週刊マジオンで配信されたものと同じなので注意。

最初、クライマックスが無かったが、実演した際に見ていたマジシャンに言われた一言にムッとしたため考え出されたのが、あのクライマックスなのだそうです。

魔女のささやき(2016年8月28日配信)

ハートのクイーンが観客の選んだカードを教えてくれた後、観客の言った枚数目から選んだカードが出現する。

「ウィスパリング・クイーン」に現象を何か足せないか?ということで考えた作品。
当時スペイン系のマジックに影響を受けていたそうで、端々にスペインのエッセンスを感じます。

面倒な準備は必要ないので、現象が気に入ればレパートリーに入るでしょう。
おまけで腹話術で言いやすい言葉に関する話あり。

最後に

一番のお気に入りは「ビッグスモールン」。
観た瞬間に「こんなの観たことない!」と感じる絵面は重要で、この人は普通のマジシャンとは違うな、と思わせるのに十分なトリック。

日用品で行うマジックが好きな人には「カップ&ダイス」、カードマジックが好きな人には「デンデデン・デリュージョン」「魔女のささやき」と、ユーザーを呼び込むためか幅広い層を狙っているように思えます。
「買ってみたけど全部ハズレだった」ということはないはずです。もしそういう人が居たら、自分で全部考えればいいんじゃないだろうか。

「デンデデン・デリュージョン」「魔女のささやき」はどちらもカード当てだがタイプが異なり、どんなマジシャンでもどちらか一方は好みだと思います。

また「ビッグスモールン」「スリーピース・トランスポ」はカードを破くため、古くなったカードの有効活用にも便利。

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