EMCから出ているジョシュア・ジェイの4枚組DVD。のDisc2のレビューっぽいの。

notes on preparation
ギャフカードを使うときのコツや、ギャフを使うのが怖いという人に向けての心構えなどなど。
inferno
マッチ箱に入っているカードが、観客が想像上で選んだカード。
エキボックでフォースするわけだけど、類似の策略と比べると台詞(とマッチ箱というオブジェクト)を上手く使って巧妙になっている。良いトリックです。
状況によってはインデックスを使ってフェアに選んでもらうとかの方が強力だとは感じてるけど、嵩張らないことと台詞の巧妙さを評価したいですね。
Inferno by Joshua Jay(Vanishing inc.)
cornered complete
端を破いた紙幣が消え、観客の財布から出てくる。その後、破れた紙幣を復活させる。
ほぼ即席で実演可能。通常ならサムチップやらが必要なところを、ハンドリングの上手さ・構成の上手さで不要にしている。
破片をハンカチで消すアイディアも秀逸です。紙幣やカードの破片くらいに限定されるけど、借りたハンカチでフェアに消せるのは良いです。
sherlock
目隠しをした状態で「誰が、どのデックをから、どのカード選んだのか」を当てる。
演技では4人の観客・6つのデックを使っているけど、特に制限はなし。
演出上、複数のデックやグラスや本などを使うため割と嵩張る。
収納に使っているケースがお洒落。ワインケースかなるほどなー。
非常に賢く不思議だし面白いので好き。それがギミックかーっ、と。
観客が触りそうな場所・物にはしかけはないのでそこも安心。
coins and glass
コイン3枚のプロダクション。最後の1枚はグラスにハンカチを被せ、近づいていないのにも関わらずコインがグラスの中に落ちる音がして現れる。
コインが落ちる瞬間は制御可能。ただ、必要なギミックをセットする場所が必要なため、テーブルホッピングやストリートでは使えないアイディア。
観るだけなら面白いアイディアなんだけどなー。サーヴァントが日頃からセットしてあるような場所で演じる人であれば、準備しておくのいいかもしれませんね。
ちなみに別アイディアも収録されてますが、そちらはマイザーズ・ドリームでも似たアイディアありましたね。好きですよ。
trash to treasure
ゴミがどんどん銀貨や紙幣に変わっていくがすべてゴミに戻り、缶を含めてすべて消える。
高重翔さんのFISMactでもお馴染みなあの現象。とても良いです。
クライマックスで使っている謎道具ですが、FlexiSphereとかインドの毬って言うそうです。欲しい人はその名前で検索してみてはどうでしょうか。クライマックスの消失は、他の色んなグラス系の現象でも使えそうなのでかなりおすすめです。インドの毬、探しますわ。
あ、途中で行っている広げた状態でのビルスイッチ、初めて知りました。ファン・パブロさんのなんですってね。不思議です。
interview2/4
手品を始めたきっかけや若い頃の話がメイン。
マジックアトラス(初めて出した書籍)を持ち出され、恥ずかしいからその本を閉じてとかいうジョシュア・ジェイ面白す。ジェイミー・イアン・スイスに酷評された話とかもしてました。どうでも良いことですが、ルイスは「チンチン」という言葉は日本では下ネタであることを理解しているそうな。

ヨーロッパだと鉄板ネタらしく、アジア系の人を見るとほぼ絶対っていうほど振ってくるんだそうです(教えてもらった)