所感:「Jared Kopf Collection 1」&「Jared Kopf Collection2」by Jared Kopf

Jared Kopf Collection by Jared Kopfとは?

北アメリカを中心に活動しているマジシャンJared Kopf(ジャレット・コッフ)氏の動画DLC。

日本語のコンテンツだと、2015年箱根に来た際に翻訳されたノート『NOTHING BUT THE FAMILY DECK』くらいしかないのだが、スライトの名手として良く名前が挙がるマジシャンである。

1と2、共に収録時間10分ほどで2ネタ収録のみだが、彼のノートやLIVEレクチャー等を購入する前のお試しに良い値段で買えたりするので検討してみると良いと思う。

『Jared Kopf Collection 1』所感

The Double Optical Shuffle

オーバーハンド・シャッフルのフォールスでオプティカル・シャッフルのバリエーション。

氏のノート『NOTHING BUT THE FAMILY DECK』にも収録されていた技法。

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ゆき

あー上手いなー

知らないと損、みたいな技法ではなく普通のオプティカル・シャッフルやそれ以外のバリエーションでも問題なく、どのシャッフルをやるかは個人の好みになるとは思う。

ただ、普段遣いしているオーバーハンドのフォールスが無いのであれば覚えておくと良いと思うな。

Four Its Own Sake

現象フォーバーグラーズ。
4つのパケットの上に4枚のキングを1枚ずつ載せてパケットをひとまとめにするが、トップから4枚とも出現する。

シンプルで無駄のない現象。

裏側を知ると、力押しじゃなくゲットレディとかちょっとした動きまでよく考えて行っている。
ディテールに拘った作品。

・・・あれ、最近そういう手品見た覚えないな。

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ゆき

これ好き。こういうの好き

『Jared Kopf Collection 2』所感

An Open Display of Triumph

シンプルなトライアンフ。
ノート『NOTHING BUT THE FAMILY DECK』にも収録されていたやつ。

ゆっくり噛み合わせることが出来るのが最大の利点だろうか。わたしもよく演じるトライアンフ。

E.G.Brown Revisited

現象12枚のカードを使ったカード・アクロス。
12枚のカードを6枚ずつのパケットに分け、一方の中から覚えてもらったカードが消えて、もう一方のパケットに移動している。

ノート『NOTHING BUT THE FAMILY DECK』にも収録されていて、元はレギュラー・カードの手順だが、ギミックを使ったアイディアを他のマジシャンから教えてもらったと記載されており、今回演じているのはギミックを使ったバージョン。

違いとしてはほんの少しだけど効いてます。

Right Caption

ゆき

知ってたのに上手い人がやると引っかかるなーと

カード・アクロスの中でもかなり良い手順なので、レパートリーにない人は覚えておくと役立つよ。

最後に

日本語版で出てるレクチャー・ノートは、この動画シリーズ観てから買った方がいいね

レクチャーノート『NOTHING BUT THE FAMILY DECK』に収録されていたネタが大半で、セールのときなんかでないと少し割高に感じるかもしれない。

このDLC自体はちょっと物足りないかもしれないけど、氏は上手くて頭の良いマジシャンなので上手くなりたい人は非常に参考になります。

スライト大好きな人でジャレット・コッフを知らない人はこのDLCから入ってみても良いのではないかと思いました。

これが気に入ったら他のノートやらLIVEレクチャーを観たら良いんじゃないかな―

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