所感:「週刊マジオン2016年12月号 – 野島伸幸」

2020-06-19

週刊マジオン2016年12月号とは?

マジッククリエイター野島伸幸氏による、新作・未発表マジック配信コンテンツ「週刊マジオン」、2016年12月号である。
日用品を使ったマジック2種、カードマジック2種のラインナップ。
年末の忘年会やパーティー向けのマジックが選ばれている。

週刊マジオンまとめ記事

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所感

紙コップ釣り(2016年12月4日配信)

紙コップに水を入れ、「水」を掴んでコップを持ち上げる。

紙コップと液体(出来れば水)があれば、簡単に準備も出来るので覚えておくと宴会でやらざるを得ない状況に追い込まれた時に重宝しそう。
2014年7月のmMLボーナストリックとしても発表されていた。

PKクラッカー(2016年12月11日配信)

手で直接触れないようにペットボトルの口にクラッカーを引っ掛け、気合を込めるとクラッカーが鳴る。

これはウケるでしょう。
クリスマスパーティー以外でも、誕生日なんかの機会で年中通して演じる機会がありそう。
現象を考えたのが野島氏の息子さんなのだそうですが、解説時親馬鹿になる野島氏が面白い。

気まぐれアンビシャス(2016年12月18日配信)

一番上や下に移動し、最後にはカードの裏にメッセージが現れる。

最後にカードの裏が変わる系アンビシャスカードの、ある種逃れられないカルマを取り除こうとした作品。
確かにあの操作が多すぎるのは嫌ですもんね。

クライマックスで、カードに裏に「誕生日おめでとう」などのメッセージを書いて渡せばよい。

25カードtoポケット(2016年12月25日配信)

箱にしまった状態から、観客の選んだカードと、選んだカードと同色のカードがポケットに移動する。
箱の中のカードの枚数も減っている。

2015年11月にmMLボーナストリックとしても発表されていました。

ケースの中にカードを入れた状態からある技法をするという発想が面白い。

サロン・パーラーくらいの広さで使いやすいカードマジックではあるが、パーティー向けという感じではない。
というのも、このネタお気に入りのアイディアらしく、満を持して2016年最後の配信にしたそうな。

残念ながら思ったより評判が良くなかったらしいが。

誰かがこのアイディアを使った、ぶっ飛んだ良手順を出してくることに期待したい。

最後に

年末の時期、何かサロンネタが必要だが、クロースアップネタしかない・・・。という人に「紙コップ釣り」「PKクラッカー」はおすすめ。
特殊な準備も不要で、突然何かすることになったときのためにも覚えておくことをおすすめする。

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