Theodore Annemannって?
セオドール・“テオ”・アンネマン(Theodore “Theo” Annemann)。
1907年2月22日 – 1942年1月12日 34歳没
メンタリズムを専門としたアメリカのプロマジシャン。現在もメンタリストが使用している標準的なメンタリズム・ルーティンの多くを考案・改良したことで知られている。
アンネマンについての個人的な感想
現在のメンタル・マジック、メンタリズムの基礎となっているトリックやアイディアを数多く考案した人物で、若くして(34歳)亡くなっているマジシャン。
彼の著書はすでにパブリックドメイン(著作権が切れたもの)になっており、基礎を築いたマジシャンの著書を読んでいないとかありえんでしょ?ということで試しに翻訳して読んでみた次第。
それで気づいたのですが、彼について日本語で語っている文章で、「現代では古臭く感じる部分もある」や「解説はポイントだけで、読みこなすには知識や想像力が不可欠」ということが書かれていたのですが、この文章書いた人達読んでないだろうと、正直感じました。
まぁ、古臭く感じる部分もある。というのは分かる部分もあるにはあるけど、歴史的な背景理解してないだけじゃろがいっていうのが6割位。
現代の日本の下手なメンタリストの本よりは、よっぽど分かりやすいし面白いです。
現代のメンタリストが出した本ってなんかあったっけ?と思ったりもしますけど。No way?
個々の感想で書いてますけど、演じるタイミングや舞台を移動する順序やら演じる時間帯やら、なぜこの動きをするのか、なぜこの動きをしてはいけないのかなど、考えがしっかりと、細かすぎるくらい書いてあったりしました。
あれを読んで現象を想像できないはありえないかなと。
まぁ、どの著書かちょっと覚えていませんが、「細かく書きすぎだから、次からはもっとざっくり書くように心がけたいと思う」とか、「書くたびに意味のある前書き考えるのつらたん」とか書いてたので、後年出したものは雑になっていたのかもしれませんが。
そんなこんなで、アンネマンが生前に出した著書を飽きるまで読んでみるかーと思っていたら、結局読めるものは大体読んで翻訳してしまいました(精度はお察しですけど)。
FantiaやCreatiaで公開していましたが、整理がてら感想をまとめていきたいと思います。
アンネマンの原稿(生前)
読んだものはリンク先に飛ぶよう追加していきます。
The Master’s Touch (1927)
Card Miracles (1929)
Mental Mysteries (1929)
The Book Without a Name (1931)
The Trick of the Month Club Presents: A Dead Name Duplication (1931)
101 Methods of Forcing (1932)(その後、加筆されて「202 Methods of Forcing」として出版)
Exclusive Secrets of Annemann’s Conception(1932)
Annemann’s Test of the Tiber (1932)
202 Methods of Forcing (1933)
Sh-h-h-h—! It’s a Secret (1934)
Annemann’s Complete One Man Mental and Psychic Routine (1935)
Annemann’s Mental Bargain Effects, with Hewitt and J. G. Thompson (1935)
En Rapport (1937)
The Incorporated Strange Secrets (1939)
アンネマン没後に出版されたもの
情報として。
Annemann’s Full Deck of Impromptu Card Tricks (1943)
Annemann’s Practical Mental Effects (1944)
Annemann’s Miracles of Card Magic (1948)
Annemann’s Buried Treasures (1952)
Annemann’s Card Magic (1977)
Practical Mental Magic (1983)
表記揺れ用
セオドール・アネマン、テオドール・アンネマン、テオドール・アネマン、テッド・アンネマン、テッド・アネマン、Ted Annemann