At the Table Live Lecture vol.1~5の中で面白かった手品その2

引き続いてAt the Table Live Lectureのvo.1~5の中で特に面白いと思ったのものを紹介。

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ゆき

前回記事を読んでない方は上のリンクからどうぞ

Dan Hauss「Sonata Ring Thing」

指にはめた状態の指輪が忽然と消える手品。

指輪はレギュラー、とあるギミックを利用するとこんな消失も出来るのかぁと。

このギミックを使ったトリックに「sonata」と名付けているようで、このギミックを使った「Sandwich」(sonataって付いてないねこれ)という同じライブレクチャーで解説されているカードマジック中にある「手の中に隠しているのをチラ見させた直後に本当に消えている」っていう表現なんかは本当に面白い。

ただのカードマジックが「魔法」になるのは、こういうアイディアが足されたときじゃないかなと。

Mark Elsdon「Un CANNY」

エニエニっぽい手品。

エニエニにありがちなだれる作業がなくスピードアップされている。大体こうなると不可能性とトレードオフになるところだが、絶妙なバランス具合を保っていると思う。不思議。

専用のギミックデックを使うためこのトリックしか演じることが出来ず、ショーの中で使うことを考えるとスピードアップしたことがデメリットになっているところはあるが、面白かったので選んだ。

John Archer「Semi-Open Prediction」

フェアな予言。

用具の準備がくっそ面倒だがこれは憧れる。
予言を示す機構と、完璧なスライトで装飾されたトリックは素敵だと思います。

ギミックだけでは無理、スライトだけでは無理、両方が兼ね合わさってはじめて出来るトリックって理想だとは思わんかね?

そういう感じ。

John Archer「The Streets」

旅行のガイドブックを使ったブックテスト。

ページのフォースはなく、最初に出てきた単語・場所というような制限もない。開いたページの中からフェアに観客が思い浮かべた場所を言い当てる事が可能で且つ、確実に当てることが可能

ただ、観客から思い浮かべた場所についてひとつ情報を聞き出さなければいけないが、本人はギャグの中でしれっと聞き出していた。

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ゆき

良いですね

Joshua Jay「Hitchcock」

4人の観客のカードを当て、なぜか4枚とも端が破れていて予め破っておいたカードの破片がそれだった、という手品。

マジシャンを騙せる類のものではないが、ショーのトリネタにふさわしいカードマジック

予め置いてあった破片が選ばれたカードのもの、っていうパラドックスが良いですよね。

カジュアルには演じれないけど、適した場があれば演じたい一品。

Joshua Jay「Four ACE Triumph」

トライアンフ+エースプロダクション。

ぽんぽんと小気味よくエースが飛び出してくる動きが楽しい。

実用性も抜群で習得も容易なおすすめトリック

Joshua Jay「Any Card At Any Number」

本を使ったカード・アット・エニー・ナンバー。

「ミスした」と思わせるところで、実際は一番疑われたくない部分を観客の無意識下に訴えて解消するというサトルティが個人的に一番好きだったりする。

本に挟まってるところも好きやで?

使用する本が携帯出来るサイズであったら、どこでも演じていたところである。

Caleb Wiles「Impossible Mindreading」

インポッシブル・ロケーション。

原理が面白かったので。

インポッシブル・ロケーションは大体そうですけど。

Nicholas Einhorn「Money Deck」

デックをリボンスプレッドして回収するとコインが4枚等間隔に並んでいる。

面白いギミック・デックを使い、ビジュアルな出現を可能にしている。

ギミックを使うが、その後に演じるマジックの構成で処理も容易であったりと、現場で磨かれてきたであろう、実用性と不可能性を兼ね備えたトリックだなぁと。

Nicholas Einhorn「Unicorn Coin In Bottle」

ボトルにコインが入る。

古典中の古典。ただシンプルに上手いだけ。

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ゆき

こういうのが見たいんですよ!

Nicholas Einhorn「Blindfold Prediction」

目隠しした状態で隠されたESPボードを透視するトリック。

観客がどんな操作をしようが確実に当てることが出来る機構、好き。

使用する木の板、誰がいい感じに作ってくれないかなぁ。

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ゆき

あったらめっちゃ使う

Mark Calabrese「DVS」

色々と用途がある道具。

古くから原理自体はあったが、ここまで色々応用した使い方をしているのは知らなかったなーと。

長時間のショーの中では微妙に使いにくそうな部分もあるけど、色々使い方を考えるのが捗ります。

最後に

というわけでvol.1~5の中で個人的に面白い・印象に残ったマジックでした。

このAt the table Live Lectureシリーズは、安価にたくさんのDiscを入手出来るため持っている人は割と多いと思うのだが、正直ライブレクチャーというものの性質上、シームレスな進行になっていてチャプターの区切りが分かりにくかったり、多すぎるために結局観ずに積んでしまったりした人が結構居ると思うのです。

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ゆき

実際わたしがそうだったし

当たり外れが多く、全部観る気が起きないとは思いますが、面白いトリックもあるので「あー買ったまま全然観てないなーいいのあるかなー?」と思ってる人なんかは参考にしてもらえればなと。

vol.21まではパッケージ版を持っている(vol.11は抜けてるなぁ)ので全部消化しないともったいないですよねー・・・とか思っているのですが、どのくらいかかりますかねぇー。

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